引き寄せの法則は、自分が考えていることが現実になるという考え方です。毎日「自分はモテない」と思っていると、脳が「モテない自分」に合った行動ばかりとるようになる。逆に「私はモテている」と毎日口に出していると、脳がその方向に合った情報を拾い始めて、行動が変わり、結果も変わっていく。引き寄せの法則では、こうやって願いを「もう叶った」ように変えて毎日口に出すことで現実を変えていきます。この方法をアファメーションといいます。
なぜ言葉で現実が変わるのか
引き寄せの法則(Law of Attraction)は、自分が考えていることが現実になるという考え方です。2006年に出版された『ザ・シークレット』で世界中に広まりました。
人が何かを決めるとき、実は自分で意識して考えている部分はほんの一部で、ほとんどは自分でも気づいていない心の奥(これを「潜在意識」といいます)が勝手に動かしています。
この潜在意識には、くり返し聞いた言葉をそのまま受け入れるという性質があります。
たとえば、毎日「お金がない」と思っていると、潜在意識が「お金がない」状態を自分の現実だと受け入れます。すると、お金を使えるチャンスがあっても「自分には無理」と感じたり、稼げる仕事の情報を目の前にしてもスルーしてしまう。気づかないうちに、お金がない方向の行動をとり続けてしまうわけです。
ここで使うのがアファメーションです。「お金がない」を「私はお金に恵まれている」に変えて、毎日口に出す。くり返しているうちに、潜在意識がこの言葉を受け入れ始めます。
すると、「自分はこういう人間だ」という思い込み(セルフイメージ)が変わります。セルフイメージが変わると、脳が「お金に恵まれている自分」に合った情報を優先して拾うようになる。朝の占いで「今日のラッキーカラーは赤」と聞くと、急に街中の赤が目に入るようになりますよね。あれと同じで、脳には「意識したものを優先的に見つける」フィルター機能があります。
こうして、考え方が変わり、目に入る情報が変わり、行動が変わり、結果が変わっていく。これが引き寄せの法則でアファメーションを使う理由です。
アファメーションのやり方 3ステップ
- 「〜したい」を「〜している」に変える。「〜したい」のままだと、心の奥は「まだ叶っていない自分」のほうを現実だと思い込んでしまいます。だから「好きな人と両思いになりたい」なら「私は好きな人と両思いになっている」。もう叶った状態を言葉にします。
- 毎朝1回、口に出す。ステップ1で作った言葉を、毎朝1回口に出してください。朝は寝起きで意識がぼんやりしている分、心の奥に言葉が届きやすい時間帯です。恋愛で悩んでいるなら「私は好きな人と両思いになっている」、お金で悩んでいるなら「私はお金に恵まれている」。起きてすぐ、この一言を口にだして、1日を始めてみてください。(100年以上前、フランスの薬剤師エミール・クーエが、自己暗示の反復が患者の症状改善に役立つことを発見し、提唱しました。言葉のくり返しの力は、昔から知られています。)
- 小さな行動をひとつ足す。言葉を口に出したら、その日にできることをひとつ決めて実行してください。「自分はこういう人間だ」という思い込みが変わると、今まで気づかなかったチャンスが目に入るようになります。そのチャンスに手を伸ばすのがこのステップです。頭の中で思い描くだけで何もしないと、かえってやる気がなくなることもあるので、思考だけでなく少しずつ行動を変えることも大事です。
悩み別の使い方
アファメーションは、悩みの種類に合わせて言葉を変えます。「〜したい」「〜がない」を、「〜している」「〜がある」に変えるのがルールです。下の例文はそのまま使えます。
恋愛の悩み
「出会いがない」「両思いになれない」と思い続けていると、心の奥がその状態を当たり前だと思い込んでしまいます。だからこう変えます。
- 「私は好きな人と両思いになっている」
- 「私のまわりには素敵な出会いがある」
- 「私は大切な人から愛されている」
お金の悩み
「お金がない」と毎日思っていると、心の奥が「お金がない自分」を当たり前だと受け入れてしまいます。お金の悩みにはこう変えます。
- 「私はお金に恵まれている」
- 「私はお金に困らない生活をしている」
- 「私は十分な収入を得ている」
仕事の悩み
仕事がつらいとき、「辞めたい」「向いてない」と考え続けると、心の奥がその方向に進んでしまいます。こう変えてみてください。
- 「私は自分に合った仕事で毎日充実している」
- 「私は仕事で周りから認められている」
- 「私は自分にぴったりの場所で働いている」
しっくりくる言葉がなければ、下の入力欄で自分だけのアファメーションを作れます。
あなたのアファメーションを作ってみる
叶えたいことを「〜したい」の形で入力すると、アファメーションの形(〜している)に変換します
※「〜したい」は「〜している」にするのがコツです。できた言葉を明日の朝、口に出してみてください。
言葉が決まったら、次のステップへ
アファメーションで気持ちの方向は決まりました。でも、恋愛やお金の具体的な悩みは、ひとりで抱えたままかもしれません。あなたの話をじっくり聞いてくれる占い師が見つかると、アファメーションと合わせて気持ちがぐっと楽になります。
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引き寄せの法則とは?
自分が考えていることが現実になる、という考え方です。良いことも悪いことも、自分の思考が引き寄せていると考えます。19世紀のアメリカで生まれたニューソート運動から広まりました。
引き寄せの法則はいつ生まれた?
考え方は19世紀のニューソート運動にさかのぼります。マルフォードが1886〜87年に最初にくわしく書き、1906年にアトキンソンが『Thought Vibration』で「Law of Attraction」をタイトルに使いました。2006年の『ザ・シークレット』で世界的に広まりました。
アファメーションとは?
叶えたい状態を「もう叶っている」形にした言葉を毎日くり返し口に出して、潜在意識に刷り込んでいく方法です。たとえば「お金持ちになりたい」を「私はお金持ちになっている」にして口に出します。潜在意識が言葉を受け入れると、考え方や行動がその方向に変わっていく、という方法です。心理学では、近い考え方が「自己肯定化」として研究されています。
いつ口に出すのがいい?
クーエの自己暗示法では朝と晩の2回口に出すやり方が主流です。ただ、毎日続けることが大事なので、まずは朝1回からでもOKです。
参考文献 - Wikipedia, "Law of attraction (New Thought)," en.wikipedia.org
- Wikipedia,「ザ・シークレット」, ja.wikipedia.org
- Wikipedia,「エミール・クーエ」, ja.wikipedia.org
- W. W. Atkinson, Thought Vibration, or the Law of Attraction in the Thought World, 1906
- NCBリサーチ&コンサルティング,「アファメーションとは?意味・効果・やり方と例文を解説」
- É. Coué, Self Mastery Through Conscious Autosuggestion, 1922